少し前に最終回を迎えた「3年A組」というドラマを観ました。
簡単に物語の概要を説明すると、卒業式を間近に迎えたとある高校の3年A組の生徒
たちは担任教師に爆弾等で退路を断たれ学校に監禁されてしまいます。
監禁中、担任教師の“最後の授業”を通し3年A組の生徒たちは
自殺したクラスメイトの謎を解き明かし、自分たちの罪を見つめなおしていく、というストーリー。
設定はかなり突拍子もない物語なのですが、“最後の授業”では私たちにも
近年身近になっているSNSでの誹謗中傷やいじめの問題等を取り扱っています。
物語中、登場人物たちは自分の発した言葉がどれだけ相手を傷つけるかも考えずに
ネットやテレビの不確かな情報の元、責任転嫁や他人への誹謗中傷を繰り返します。
そんな中、菅田将暉演じる担任教師は物語中「Let’s think」という言葉を何度も口にします。
簡単に自分の意見を発信できるようになった世の中だからこそ、
自分の言葉に責任を持ち、相手の気持ちを慮る想像力を持って生きていきたいですね。
それにしても最終回の展開には「こうくるのか…」と感心してしまいました。
少し学生向けかなと思う節もあるドラマですが、仕掛けは中々で面白いので
中嶋